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 中国の土地政策と農村問題--村廃止と1万人大住宅区 日時 : 2012/05/05 00:51
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 先月のある市民団体の集会で、「中国の土地政策と農村問題」という大きいテーマを出されて、専門家じゃない私にはとても全部まとめて皆さんに紹介できる問題ではありませんでしたが、自分の親の田舎に起きた、いろいろなことを通して、「管の中から豹を覗け」という中国のことわざに従うと、少し中国の土地問題がわかるかと思い、皆さんに話しました。

 この問題に関心を持ち始めたきっかけは、自分と深く関係している農村へ行ったことにあります。春休みを利用して中国に帰省していた間の、3月の終わりから4月の初めにかけて、私は中国の中部の農業大省、祖父の村に行き、親戚の行事に参加してきました。近くの親戚の村など、いくつかを回り、いろいろ見たり話を聞いたりして、故郷の土地問題の厳しい現実を、そのとき初めて知らされました。


  1、 村の位置と人口
     中原地区大都市の郊外。車で約1時間半で都心まで行ける、のどかな田舎。50戸300人くらいの村。

  2、 地理条件
     自然豊かな平原地帯、昔からの小麦生産地。柿やナツメも古くから栽培し、近年は都市に供給する野菜を作ることが多い。

  3、 生活と住宅
     各家に上水道、電気、電話線が通っていて、台所はLPガスを使うか薪を使う。食事も小麦料理中心で、野菜も豊富。庭に鶏や羊などを飼っている。

  4、 村の現状
     若い人は殆ど街へ出稼ぎ、村に残るのは老人と子供。しかし山奥の農村と違って、若者がそれほど遠くへ出稼ぎに行っていないので、村に簡単に帰れる。近くに工場も少しある。

  5、 農地と農業
     農地の大部分は貴州の農業企業に貸し出し、賃料としてお金が多少入ってくる(年に2千元しかない)。老人たち(50才~)自らも、少し農業をやっている。

つづき、、、
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