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 中国は多民族国家 日時 : 2008/04/16 00:31
名前 : 張◆GQP10890Qs2

今は話題になっているチベットのこと、中国語では“西蔵”と言います。

 日本は中国と距離的にも文化的にも近いですし、中国の歴史をよく知っている方が多い中、中国人はすべて“張さん”、“李さん”、“王さん”など一文字の姓に、二、三文字の名前、あるいは二文字以上の姓はありますが、氏名全体の文字数はせいぜい四文字、五文字までと思っている方が多いみたいですね。

 以前は中国版の郵貯全国ネットのようなシステムを開発するとき、日本の大手IT会社が協力して、大きな力を発揮しました。そのとき、日本の郵貯システムを参考にしようとしましたが、名前欄が狭すぎて、中国人の名前が入れない問題が生じたことがあります。なぜなら少数民族の人の名前は、何と十文字以上、あるいはもっと長い名前があるからです。

 日本人が中国は多民族国家であることを知らない人がかなり多いようです。実際、中国には、漢民族以外に五十以上の少数民族があります。中国人の戸籍には、必ず“民族”という項目があります。その中で漢民族は総人口の90%を占めます。

 漢字を使わず、独自の文字と言葉を持つ少数民族、例えばウイグル族、チベット族、モンゴル族もいれば、言葉が違っても漢民族と大体同じ感じの漢字の名前を使っている朝鮮族もいますし、名前も言葉も漢民族と全く変わりなく、宗教や食生活習慣が異なる回民族(イスラム教)のような少数民族もいます。

 ですから、日本で言う“中国語”は、中国で“漢語”すなわち“漢民族の言語”と言います。中国のお金である人民元には、漢語、数字以外に、少数民族の文字、チベット文字、ウイグル文字、モンゴル文字、チワン族文字も書かれています。

 少数民族であることは、たまに優遇されることもあります。その一つは、“一人っ子政策”の対象外とされ、自由に子供が産めることです。漢民族の多くの夫婦にとってはうらやましいことですね。
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