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中国の学生は寮に入る
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日時 : 2008/04/10 21:41
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- 名前 : 張◆GQP10890Qs2
- 友人の小田さんの娘さんはとある有名私立女子中学校に上がりましたが、給食がないため、その友人は毎朝五時起きて娘さんのお弁当を作らなければならないということになりました。学校も遠く毎日の通学は往復3時間かかるそうで、これから高校も含めての6年間、娘さんの通学と早朝のお弁当づくりには親子ともに大変だと思います。
中国ではこのような場合、大抵の場合は学校の学生寮に入り、週末だけ自宅に帰ることになります。公立の名門校は遠くから学生を集めてきますので、学生寮と食堂は昔から学校の敷地内に備えているのが多いです。近年に増えた私立校は郊外に建ち、全寮制を売り物にする「貴族校」も話題を呼んでいます。
寮生は学校を出ず、先生の管理の下で生活し、勉学に取り組む態勢をとります。授業以外に、夜も教室で自習したり、補習したり、学校の図書館を利用したり、実験をやったりして、クラスメートたちと一緒に勉強する時間はとにかく日本より長いです。成績も公表していますので、学生たちはひそかに競争しています。
通学が不要ですので時間に余裕があり、お昼寝タイムを設けている学校が多いです。朝は学校の運動場でジョーキングなどしてから朝ごはんを食べ、午前の授業を受け、それから昼ご飯に昼寝をし、午後の授業が終われば部活や遊びや運動場でのバスケーなどをして晩ご飯を食べ、その後はまた教室に戻って勉強に励み、9時過ぎは寮に帰って、就寝、これが寮生の一日です。学校は週末以外いつもにぎやかです。
日本のテレビにも紹介されたことがある武術学校、雑技学校、京劇学校など特殊な学校の場合は、子供たちは普通の勉強以外に、実技トレーニングに多くの時間を費やしています。
十代の子供を預かっている学校側は、責任がとても重く、いろいろな工夫と親代わりの細かい心使いをしなければなりません。その一方、教える立場からすると、とても教え甲斐がある仕事と言えます。
ちょっと反抗期に入った頃の子供が学校の寮に入って集団生活を送り、週末だけは家に帰って来ます。親にとってはしばらく会っていないわが子をとても可愛く見えて、子供も親の煩さより親の良さを感じて、互いにいい関係になったという話をよく聞きます。
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