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 中国は夫婦別姓 日時 : 2008/04/10 21:40
名前 : 張◆GQP10890Qs2

中国では結婚により夫婦が同じ姓になる義務はありません。女性は結婚しても小さいときから使い慣れた氏名をそのまま使い続けます。

旧い習慣では、結婚した女性は自分の姓の前に夫の姓を添えて、ダブル姓になることもありますが、現在では、このような“冠夫姓”という伝統は香港において少しだけ残っています。例えば香港の政府高官を勤めた陳方安生氏は自身本来の氏名“方 安生”に夫の姓“陳”を頭につけたものです。
氏名が結婚後も変わらない中国人女性は、夫との関係をどう示すのでしょうか?それは呼び名で表すことになります。例えば、有名な宋氏三姉妹の宋美齢は蒋介石と結婚して、“蒋夫人”と呼ばれています(蒋氏の夫人の意味)。あるいは“蒋太太”とも呼ばれています(蒋氏の奥さんの意味)。日本との違いは、“○○夫人”の○○のところが、日本では中国のように夫の姓ではなく、奥さんの名前になるところです。

もし日本人の田中さん夫婦が二人そろって中国に訪れる場合は、ご主人は「田中先生」(意味は田中さん)、奥さんは「田中太太」(意味は田中さんの奥さん)と呼ばれるでしょう。

中国大陸では、20世紀の革命を経て“女性は半分の天を支える”というスローガンの下、女性の地位が大幅に上がり、女性を自分本来の氏名で呼ぶ傾向になっています。宋美齢氏のことを台湾では普通“蒋夫人”と呼んでいるのと違い、大陸では“宋美齢”と本名で呼ぶことが多いです。
では子供の姓はどうなるでしょうか。やはり女性が男性の家に嫁ぐという考えが根強く、父親の姓になるのが殆どです。ですから、中国人の家族では母親だけが別姓であることは当たり前のことなのです。

年を取った夫婦は、お互いの姓を使って、“老蒋”(蒋さん)、“老宋” (宋さん)と呼んでいるのは中国だけに見られる風習かもしれません。
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