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中国人の死生観
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日時 : 2010/07/17 11:13
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- 名前 : 張◆GQP10890Qs2
- (7月歴史研究会の議論テーマです 下記は内容の抜粋)
「死生観」は中国語では「生死観」と言います。長い歴史を経て、様々な影響を受け、現在の中国では多種多様な死生観が形成されています。
1、儒教における死生観の考え: 「生」を重んじる
孔子の言説「未知生、焉知死」が最も代表的なものです。 未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。『論語・先進』。儒教の思想は、死の意義は生のなかにしかなく、生の価値を知ってはじめて死の意義が分かる、ということです。
2、道教における死生観の考え: 仙境と不老長寿
無為自然を至上とし、修身養性、体を鍛え,生死の一体化を達成できると仙人になります。
3、仏教における死生観の考え: 輪回転生
現世で「徳」を積上げ、来世では良い生まれ変わりが出来ます。輪廻転生から解脱して、生死を超えてから仏になります。
4、西洋由来の死生観(キリスト教): 天国と地獄
死後に裁きがあり、一部の者は永遠の命が与えられます。
5、中国人の死生観を理解するには: ことわざと熟語: ①、 死生有命、富貴在天 ②、 不孝有三、無後為大 ③、 人過留名、雁過留声 ④、 舎生取義、殺身成仁 ⑤、 五十而知天命 ⑥、 不是不報、時候未到 ⑦、 視死如帰 ⑧、 蓋棺定論
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